広報ニュース

第46号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年1月)

ブラジルの金属労働者が金属産業の課題に対応

2016-01-22

 ブラジルのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織CNM/CUTは、1月22日にポルトアレグレでワークショップを開いて書籍を発表し、金属産業が直面している課題に取り組んだ。

 この活動は、8月にカナダのモントリオールで開かれる世界社会フォーラム2016に向けて行われるテーマ別イベントの一部である。

 金属労組CNM/CUTは、ワークショップ「工業化とブラジル/ラテンアメリカの労働者階級が直面する課題」への公開招待状を発表した。この行事には、インダストリオール・ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所のマリーノ・バニ副所長がインダストリオール代表として出席する。

 「ワークショップの目的は、産業労働者が適正な労働条件の促進を主眼に、経済的・社会的進歩を求めて闘っていることを示すことだ」とロリカルド・デ・オリベイラCNM書記長は説明した。

 この行事では、『ブラジル金属産業の様相:労働組合の闘いへの貢献』も発表する。この書籍はブラジル金属産業の6部門を総合的に評価しており、CNM/CUTが労働組合研究組織DIESSEと共同で出版する。

 今年の世界社会フォーラムには、2万団体以上が参加すると予想される。このフォーラムは市民社会のメンバーによる大規模な年次会合で、世界が直面している問題の解決策について議論する。

 「毎年のフォーラムの終わりに、全世界に向けて文書が発表され、持続可能性に関する案を示す。産業変革案を提示する責任を果たしたい」とロリカルド・デ・オリベイラは語った。

 インダストリオール・グローバルユニオンのフェルナンド・ロペス書記次長は「世界社会フォーラムは重要な取り組みであり、社会運動関係者が、より公正な社会を生み出すための共同行動を検討・計画し、利潤を増やしたいという大企業の願望よりも人々の利益と地球の持続可能性を優先できるようにすることを目指している」と述べた。

 

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