インドネシアの組合、女性代表40%の割り当てを採択
2016-02-25
インドネシアのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織FSPMI(インドネシア金属労働組合連合)は、2016年2月10日の大会で指導部における女性比率40%の割り当てを採択した。
この金属労組による画期的な決定に先立って、2015年9月にウィーンで開催されたインダストリオール女性世界会議において、インダストリオールの組織機構で女性参画率40%を支持する決議が採択されている。
FSPMI女性委員会は40%の割り当てを達成するために熱心に運動しており、定期的に会合を開き、FSPMI全国本部と会長に働きかけてきた。2015年11月には、女性参画率40%の要求を強化するとともに、女性に対する差別的課税を撤廃させるために、200人を超える女性が集まった。
インドネシアの労働組合の女性は、2014年5月のインダストリオール・アジア太平洋女性会議でも、インダストリオール組織機構における40%の割り当てに賛成票を投じている。
モニカ・ケンペール・インダストリオール女性担当部長兼書記次長は次のようにコメントした。「この先駆的な一歩を踏み出したFSPMIと、それを可能にした女性たちを祝福する。女性代表の促進によって、より多くの女性がFSPMIに加入して組合活動に参加し、疑う余地のない女性の団結力・指導力を活用できるようになる」
FSPMIは次のようにコメントした。
「組織機構で女性の人数が増えれば、FSPMIならびに労働者の権利を保護するためのFSPMIキャンペーンが強化される」