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第74号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2017年12月28日)

ルノー・チリ労働者、15日間のストに勝利

2017-12-21

コルメカニカ・ルノー・チリの労働者が15日間にわたるストを行い、会社側が賃上げ・争議終了ボーナスについて合意した

 コルメカニカ・ルノー・チリの労働者は、15日間にわたってストその他の行動を実施した結果、賃金面で大きな勝利を達成した。

 コルメカニカ・ルノー・チリ第1組合(インダストリオール・グローバルユニオン傘下のインダストリアル・チリCONSTRAMETに加盟)は、ロスアンデス工場で会社側と合意に達し、12月4日に開始したストその他の行動を終了した。

 インダストリアル・チリCONSTRAMETは、支部組合に継続的な支援・連帯を表明し、労働者が開いた一連の大集会と会社前でのデモに参加した。

 「労働者による圧力が、非常に複雑で難しい状況を打開した。会社側は約4%の賃上げと2,000米ドルの争議終了ボーナスに同意した」とインダストリアル・チリCONSTRAMETのミゲル・ソト書記長は説明する。

 労使は6カ月前から交渉してきた。工場の労働者373人は賃上げと給付改善、労働条件改善を要求した。

 会社側の当初の提示は組合の要求を大きく下回り、組合が行動を起こして初めて合意に達した。

 労働者は一貫して、対話に応じる用意があり、合意とスト終結に向けて誠実に交渉すると述べた。

 インダストリオール・ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所のマリーノ・バニ副所長は、労働者の勝利を称賛して次のように語った。
 「コルメカニカ・ルノー・チリの労働者が正当な戦略的闘争を展開したこと、加盟組織のインダストリアル・チリCONSTRAMETがこの合法的ストを支援したことを祝福する」

 インダストリオールはルノー・グループとグローバル枠組み協定を締結しており、この協定は結社の自由と中立性をはじめ、ILO労働基準に対する同社の取り組みを定めている。特に技能や訓練、安全衛生、多様性に関して、大幅な改善をいくつか盛り込んでいる。

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