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第84号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2018年10月31日)

SKFインダストリオール世界組合協議会、インダストリー4.0、柔軟性および安全衛生めぐる議論を促進

2018-10-09

 10月2~4日、20カ国から40人を超える代議員とオブザーバーがトリノの文化商業地区リンゴットで会合を開き、世界中のSKF施設で見られる共通の問題について討議した。

 ベアリング事業で世界をリードするSKFは、世界従業員代表委員会だけでなく世界組合協議会(WUC)もある数少ない多国籍企業の1つである。このWUCには世界中のSKF労組代表が参加している。代議員とオブザーバーは、特にグループ内部の伝統的な社会的対話構造にとっての課題との関連で、この交流はSKFの全従業員にとって非常に重要だと感じている。

 WUCスウェーデン会長のケネット・カールソンが、経営陣との議論に関して次のように述べた。
 「これは私たちが経営側に対して抱えている問題を提起するまたとない機会であり、この機会をSKFの組合員と全従業員のために利用しなければならない」

 WUCは丸一日かけて、グループ社長兼最高経営責任者のアルリック・ダニエルソンを含むSKF経営陣と、同社の発展、戦略および活動について対話した。SKFはデジタル化の面で非常に進んでいるので、技能管理・訓練プログラムも含めて、デジタル化が討議の最優先事項の1つとなった。

 加えて、安全衛生プログラムや福祉その他の企業別プログラムなどの重要な問題についても意見を交換した。

 10月4日には、SKFビアスカ工場の共同視察が最も重要な議題項目だった。WUCはビアスカ工場で生産ラインと物流センターを見学しただけでなく、今後の生産・物流の変更をめぐり工場経営陣と議論する機会も得た。SKFの現地人事チームとともに会合を主催したイタリアの労働組合は、興味深く実り多い会合を設定するために最善を尽くした。

 マティアス・ハートウィッチ・インダストリオール機械エンジニアリング担当部長が、WUCとその運営委員会を援助して議論を推進した。ハートウィッチはプレゼンテーションの中で全代議員に対し、特に多くの国々の政治家が壁を築こうとしている時期にあって、国境を越えた対話を増やし、グローバルな調整を改善し、国境を踏み越えるよう奨励した。経営陣とWUCとの対話に関して、彼は次のように話をまとめた。
 「SKFの未来を共同で形作っていくために、経営陣と労働組合代表の間で非常に成熟した率直な対話が行われている。これは21世紀の社会的対話の見本になるかもしれない」

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