インドの組合が結集して全国スト
2020-10-08
<JCM要約>
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インドの組合は、モディ政権による労働者の権利攻撃と不十分なCOVID-19対策に対する抗議として、11月26日に全国ストを要求している。
9月22〜23日、野党が議会をボイコットして反農民的法案に抗議する中で、モディ政権は十分討議することなく3本の労働法を可決した。
INTUC、AITUC、HMS、CITU、AIUTUC、TUCC、SEWA、AICCTU、LPF、UTUCおよび独立系連盟の労働組合指導者は、10月2日の全国大会で全国ストを要求し、非民主的な手段を用いて抜本的な労働法変更が可決されたこと、国民生活を疲弊させるCOVID-19ロックダウンの影響に政府が十分対応していないことを強調した。
インド全国労働組合会議の議長を務めるG・サンジーバ・レディー博士は言う。
「COVID-19ロックダウンの結果、何百万もの労働者が生計を失い、窮状に陥っている。モディ政権はインド史上有数の反労働者的な政権であり、同政権による労働者の福祉への対応は植民地支配下より悪い。確立された民主主義と憲法に基づく規範・原則が尊重されていない。過酷な闘いを続けなければならない」
組合指導者はCOVID-19ロックダウンの影響を懸念している。数百万人の労働者が生計を失い、海外で失業した数十万人のインド人労働者が帰国した。いくつかの工場が操業を再開しているが、パンデミック前の状況にはほど遠い。
モディ政権は信頼できる救済措置を講じておらず、真の協議の実施を拒否している。
これを受けて組合指導者は労働者に、11月26日に結集し、貧困家庭への毎月の現金給付、無料の食料配給、反農民的・反労働者的法律の撤回、公共部門の民営化中止、公共部門の製造施設やサービス機関(鉄道・港湾等)の企業化中止などを要求するよう呼びかけている。
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は言う。
「インドの労働組合は、労働法の変更と無差別な公共事業民営化に猛反対している。私たちはインド政府に対し、これ以上労働者の声を無視せず、懸念事項の解決策を見つけるために組合と協議するよう訴える。インダストリオールは他のグローバル・ユニオンとともに、インドの労働組合運動と連帯している」