ボルボ・グループで新しいグローバル協約
2013-01-31
ボルボ・グループは、世界従業員代表委員会を設置し、労働者に世界的規模で年次会合を開く機会を与えることに合意した。
ボルボ・グループは1994年から欧州従業員代表委員会(EWC)に関する協約を結んでいる。2002年以降2年ごとにグローバル会合が開催され、ヨーロッパ域外のボルボ工場代表も参加してきた。このグローバル会合は、労使のインフォーマルな了解に基づいて随時開催するという取り決めになっている。前回のグローバル会合は2012年11月にポーランドのブロツラフで開かれた。
新協約は2013年から発効し、大きく飛躍している。グローバル枠組み協約ではないが、組合に世界的規模で年次会合を開く権利を与えている。グローバル会合はヨーロッパで毎年春に開催され、組合・企業両方の内部問題について議論する場となる。開催期間中1日は最高経営陣との協議・情報にあてられ、ボルボ・グローバル対話(VGD)と呼ばれる。
「ヨーロッパ域外の組合はこのような協約を待っていた。年1回会合を開けることに大変満足している」とボルボEWCのラース・アスク国際書記は語り、「ボルボ・グループでは従業員の半数近くが欧州域外にいるので、これは明らかに正しい方向への一歩だ」と付け加えた。
EWCは今後もヨーロッパで毎年秋に定期会合を開く。