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第147号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2022年6月17日)

安全な責任ある鉄鋼業を求める闘い

2022-04-28

2022年4月28日:今日の国際労働者記念日にあたり、マティアス・ハートウィッチ・インダストリオール素材金属担当部長は、この日が重要である理由について語った。
                                                      

「インダストリオール加盟組合の組合員が鉄鋼を作っている。彼らは鉄鋼業の職場から生きて戻れるか、良好な健康状態で戻れるかどうか分からない。もしものことがあったら、自分の健康、場合によっては命をもって代償を払うことになる。だから、私たちは労働条件と労働安全衛生措置を改善するために、あらゆる努力を支援している」

「インダストリオールはレスポンシブル・スチールに加盟している。責任ある鉄鋼生産を目指して、成長する組織で加盟組織を代表することが重要だからだ。レスポンシブル・スチールの中で、私たちはグローバルな労働組合として、レスポンシブル・スチールの基準について、世界中の労働者と組合にとっての責任ある鉄鋼生産の意味について議論する際に、この産業の男女労働者に発言権を与えることができる。このマルチステークホルダー・アプローチを採用することが重要だ」

「ILO中核的労働基準と労働における基本的原則および権利の一般的な理解と尊重は、レスポンシブル・スチールの認証を得ようとするあらゆる鉄鋼・採掘事業において重要だ」

「今日の国際労働者記念日に、鉄鋼部門で死亡したり障害者になったりした同僚を思い起こす。核心的な問題は、認証手続き中に安全衛生に関するILO条約を尊重し、見直すようにすることだ。そのような条約は以下のとおり。

  • 職業上の安全および健康条約(第155号)
  • 職業衛生機関条約(第161号)
  • 職業上の安全および健康促進枠組条約(第187号)」

「鉄鋼業における公正な移行への一般的アプローチを採用することも重要だ。変化する鉄鋼業は、この重要な産業の今後の変化を切り抜けるにあたって労働者の視点を必要とすると思う」

「鉄鋼業の国際基準は労働者の権利保護に役立つ。鉄鋼の認証にあたって、労働者と組合の権利を不可欠な条件にしなければならない。レスポンシブル・スチールは、特に認証機関をしかるべく訓練すれば、これを実現・支援することができる」

「バリューチェーンの鉄鋼メーカーは、下請労働者を含む従業員の公正な扱いに責任を負わなければならない。上記のILO条約が鍵になる。世界のすべての鉄鋼メーカーがこれらの基準を適用すれば、労働者のためだけでなく業界全体のためにも大きく前進することになる」

「私たちはいわゆる公正な移行を要求する。これは単に、これから鉄鋼業が経験する移行プロセスにおいて、ブルーカラーかホワイトカラーか、直接雇用か下請かに関係なく、1人の労働者も置き去りにされないことを意味する」

「言い換えると、私たちが実現したいのはクライメイト・ニュートラルな鉄鋼業――クリーンで健康的で充実した職場を提供しつつ、この産業で働く男女が、責任ある方法で生産されるクライメイト・ニュートラルな鉄鋼に誇りを持って貢献できる鉄鋼業だ。これこそ持続可能性にほかならない」

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