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ロシアのVW労働者、新しい勤務スケジュールを拒否

2013-04-18

 フォルクスワーゲン(VW)はロシア・カルガの工場で夏期の新しい勤務スケジュールを導入し、ほぼ毎週の土曜・日曜勤務を要求している。

 ロシア・カルガのフォルクスワーゲン工場経営陣は先ごろ、夏期の新しい勤務スケジュールを決めた。需要増加などさまざまな要因が重なって、労働者はほぼ毎週67日働かなければならない。

 労働者は新しいスケジュールを書面で受け入れるよう現場監督から圧力をかけられた。カルガでVW労働者を組織化している地域間自動車労組(ITUA)は、集団行動の実施を決定した。

 45日、約400人のVW労働者が管理事務所に集まり、要求書を手渡した。労働者たちは「われわれは奴隷ではない――週末を返せ!」とシュプレヒコール、少人数の警護隊を押しのけて人事部のオフィスに入り、ドイツ人の労働組合関係担当役員ウェーバー博士に要求書を手渡した。

 48日、ITUAの活動家が会社代表と会談、経営側はまだ組合の要求に反発していた。最終的に、労働者の共通の意見を確認するために調査の実施が決定された。415日にも会合が開かれたが、何も成果がなかった。ITUAは新しいスケジュールに反対する署名を集めている。活動家は419日に再び経営陣と会談する。

 ITUAは労働者に対し、断固たる姿勢を取って経営側の圧力に屈せず、新しい勤務スケジュールについて本音を述べるよう促した。

 「勤務スケジュールには常に問題があった。これからも状況は変わらないだろう。理由は経済危機から生産の近代化までたくさんある。しかし、これらの問題は決して労働者がもたらしたものではない。それでも経営陣は問題の責任をあっさり労働者に押しつけている」とフォルクスワーゲンITUA支部のドミトリー・トルドボイ会長は言う。

 「そこで、工場の労働者たちに問いかけたい――経営側による独断的な処遇と問題の検討を避けようとする姿勢に、いつまで耐えなければならないのか。根本的な変化、すなわち週5日・35時間制を求めて闘う時期に来ているのではないだろうか。そうすれば勤務スケジュール問題は一挙に解決する」と同会長は締めくくった。

 

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