ドイツの金属労働者が大幅賃上げを獲得
2013-05-16
ドイツの金属労働者が大幅賃上げを獲得
ドイツでは、インダストリオール加盟組織IGメタルが組織化する金属・電機産業労働者が、向こう20カ月間に5.6%の賃上げを獲得する。
5月14日の夜遅く、IGメタルと使用者団体ゲザムトメタルはバイエルンで第4回交渉後に協約を取り決めた。金属・電機産業労働者は、2013年7月1日以降の10カ月間に3.4%、2014年5月1日以降の8カ月間にさらに2.2%の賃上げを獲得する。
同労組は交渉を支援してここ数日に何度か警告ストを組織し、全国で実に75万人の労働者が参加、バイエルンからも約18万人の金属労働者が加わった。IGメタルはその後、5月15日(水)までに合意に至らなければ全国ストを実施すると発表した。
合意された賃上げはインフレ率および全体的な経済生産性向上を上回り、労働者にとって実質的な賃上げとなるため、この協約は真の成功だとIGメタルは考えている。
IGメタルは賃金交渉の妥結に加えて、部門の未来を確保する訓練手当増額によって見習工向け制度の改善も取り決めた。これらの交渉で達成された成果は、他の産業における交渉の基準を定めている。