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第187号インダストリオール・ウェブサイトニュース

マレーシア:女性組合幹部が危険で体に有害な労働条件を拒否

2025-03-03



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月27日のインダストリオール・マレーシア女性委員会で、インダストリオール・マレーシア加盟組織の女性組合リーダー30人が、マレーシアの製造業における危険で体に有害な慣行について焦点を当てた。


マレーシアの女性組合員によると、一部の工場では知らない化学物質が使用され、個人用保護具が与えられていないという。数名の労働者が乳がんと診断されたが、使用者は乳がんは業務に関連した病気ではないと述べた。また、製造現場で荷物を運ぶことがあり、それが原因で椎間板ヘルニアになると言う労働者もいた。

参加者は、女性が生理用ナプキンを交換する時間を求めると上司がその証明を要求し、トイレ休憩を監視するためにスキャン・システムを使用していることを指摘し、職場の男女差別を訴えた。

マレーシアの8組合のリーダーは、危険で体に有害な労働条件を拒否する行動を起こすことを約束した。彼らは、インダストリオール・マレーシア協議会女性委員会が女性労働者の声を強化し、その権利を擁護するために重要な役割を果たさなければならないことで、意見が一致した。

インダストリオール・マレーシア協議会女性委員会のイダワティ・イドラス委員長は次のように述べた:

「女性委員会は女性労働者に関する問題を議論する重要な場である。私たちには、さまざまな問題について自分の意見を述べたり、不満を表明したりする権利がある。私たちは、強力な女性リーダーシップを育成し、後継者として若い女性を訓練するために、もっと訓練を提供しなければならない。」

ジェンダーに基づく暴力とハラスメント、女性蔑視および性差別に関するインダストリオールの方針、ILO第190号条約と第183号条約の要点が会議で共有された。マレーシア労働安全衛生局(DOSH)と社会保障機関(SOCSO)の役員も出席し、苦情手続きや社会保障制度に関する情報を提供した。

インダストリオール東南アジア地域事務所長のラモン・セルテザは次のように述べた:

「2025年のインダストリオール女性デーのテーマは『労働組合の指導的立場にある女性』であり、地域事務所は女性が指導的立場に登りつめるために必要な訓練支援を提供する。私たちはマレーシアの加盟組織と緊密に協力し、安全衛生問題に取り組み、国際労働基準を求めるキャンペーンを展開する。」

【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/malaysia-women-union-leaders-reject-unsafe-and-unhealthy-working-conditions

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