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第189号インダストリオール・ウェブサイトニュース

4月16日、ベラルーシにおける労働組合権と民主主義のための行動デー

2025-04-01


2022年以降、ベラルーシの独立労働組合運動は容赦ない解体に直面している。2020年の平和的抗議行動をきっかけに、政府は市民社会に対する弾圧をエスカレートさせ、特に独立労働組合を猛烈に攻撃した。数多くの逮捕や裁判を経て40人以上の労働組合の指導者や活動家が投獄され、すべての独立系労働組合は裁判所の命令によって強制的に解散させられた。


最も有名なケースは、BKDPの元会長でILO理事会のメンバーであるアリアクサンドル・ヤラシュクで、BKDPの副会長であるシアルヘイ・アントゥセビッチらとともに、労働者の権利を擁護しただけで過酷な懲役刑を言い渡された。

このような不公正を見逃すことはできない。私たちは、国際労働組合総連合(ITUC)に加盟する独立した全国労働組合センターであるベラルーシ民主労働組合会議(BKDP)が開始したキャンペーンへの支援を緊急に求める。BKDPの加盟組織のうち、3組織はインダストリオール・グローバルユニオンの加盟組織であり、私たちは、厳しい弾圧に耐えているベラルーシの仲間の労働組合員のために正義を求めることで団結している。

キャンペーンを支援する方法

  • キャンペーン・ウェブサイトを閲覧し、ベラルーシにおける組合活動家への弾圧について理解を深め、ベラルーシ当局に労働組合活動家の釈放を要求する、 ベラルーシ 政府に手紙を送る、 各国政府に行動を起こすよう促す、2023年6月に採択されたILO決議への支持を要求するアピールを各政府に提出する、連帯のビデオ声明を録画する、などの行動を起こす。
  • キャンペーンを組合員やソーシャルメディアや貴組織のネットワークで共有し、認知度を高める。
  • あなたの政府高官や外交代表に手紙を書き、投獄された労働組合員を含むすべての政治犯を釈放するようベラルーシに圧力をかけるよう促すこと。
  • 私たちの仲間のために正義と自由を要求する抗議、請願、公的声明などの連帯行動を支援する。

このキャンペーンはベラルーシ以上のものであり、世界中の労働者の基本的権利を擁護するものである。私たちの一人が攻撃されれば、私たち全員が危険にさらされる。世界の労働組合運動が連帯して立ち上がることを示そう。

インダストリオールのソーシャルメディア・タグを付けて、貴組織の取った行動を知らせて頂きたい。

【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/16-april-day-of-action-for-trade-union-rights-and-democracy-in-belarus

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