NSEU、サムスンと労働協約を締結
2025-04-03
韓国全土で一連の大規模なストを実施した結果、全国サムスン電子労組(NSEU)は、3月5日にようやくサムスン電子と労働協約を結んだ。
この韓国金属労組連盟(FKMTU)加盟組織は、昨年7月にファソンで組合員6000人を動員して無期限ストを実施した。続く数カ月間に、さらに何度かストが行われた。サムスン経営陣は譲歩を拒否した。
NSEUが締結した労働協約には、5.1%の賃上げ(基本給増額3%、成果給増額2.1%)が盛り込まれている。両当事者は、業績ベースの報酬体系を強化するために共同タスクフォースを設置することに合意した。
この協約は、全従業員に200万ファミリーネットモールポイントとサムスン電子株30株も付与し、従業員の子どものために退職後再雇用制度も導入している。
NSEU組合員の約88%が、この決定を承認した。
キム・ジュンヨンFKMTU委員長は次のように述べた。
「長く緊張した闘いを経て、全国サムスン電子労組はようやく合意に達した。しかし過去3年間に、サムスンが相変わらず無労組経営方針を固守していることも再確認された。同社が団体交渉プロセス全体を通じて無責任な態度を示したことで、イ・ジェヨン会長による無労組経営方針廃止宣言は無意味になった。サムスングループで労働組合に対する無視や敵意が完全に根絶されるまで、サムスンの組合・労働者は闘いを続け、その闘いにおいて韓国金属産業労組連盟は常に連帯していく」
アレクサンダー・イワーノウ・インダストリオールICT電機・電子担当部長は次のように述べた。
「インダストリオールは、全国サムスン電子労組が、公正な賃金と給付、従業員・家族の将来の機会を擁護する、受けるに値する協約を確保するために、辛抱強く専心したことを祝福する」
写真:シャッターストック
【原文記事URL】
https://www.industriall-union.org/nseu-concludes-collective-bargaining-agreement-with-samsung