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インダストリオール・ウェブサイトニュース2013年第8号(6月5日~6月14日)

南アで日産ミシシッピ労働者への連帯支援

2013-06-06

南アで日産ミシシッピ労働者への連帯支援

UAW代表団による1週間のNUMSA訪問の結果、日本大使館で連帯抗議が行われ、ミシシッピ州日産工場の組合権を要求した。

インダストリオール執行委員のボブ・キングと代理委員のクリスティン・ピーターが加わる全米自動車・航空宇宙・農業機械労組(UAW)代表団に、ミシシッピ工場の労働者とオルグ、それにキャンペーンを支援する公民権団体やコミュニティー組織が合流した。しかし話題をさらったのは、日産工場におけるアメリカの労働者の状況に対する認識を高めようと取り組む俳優・活動家のダニー・グローバーである。

ダニー・グローバーは南アフリカで非常に人気があり、一般大衆とメディアに歓迎された。グローバーはジェイコブ・ズマ南アフリカ共和国大統領と会談し、代表団の他のメンバーとともに、その他数人の政府当局者や与党アフリカ民族会議関係者にも迎えられた。

南アフリカ全国金属労組(NUMSA)が代表団を受け入れ、労働組合員や労働者と交流する機会を何度か設けた。代表団はNUMSA同伴で南アフリカの日産工場経営陣と会談した。「経営側はNUMSAとの関係を前向きにとらえており、私たちの関心事を日本の本社に伝えると答えた」とピーターは語った。ピーターによると、日産が同社工場を組織化する組合と良好な関係を保っている世界各地で、経営側からこのような反応が返ってくる。ただ、すべて米国外である。

代表団はケープタウン滞在中、インダストリオール加盟組織の南アフリカ衣料繊維労働組合と会談した。「ケープタウン訪問が特別な活動となったのは、オーストラリア労組会長でインダストリオール執行委員でもあるポール・ハウズが、わざわざ記者会見に参加し、ミシシッピ州の日産労働者に対するオーストラリアの労働者の連帯を再確認してくれたことだ」

NUMSA64日に日本大使館前でピケを張り、日本政府に対し、日産に接触して良きグローバル企業市民として行動させるよう要求した。デモ参加者は、日産がミシシッピ州で組合つぶしをやめ、労働者の権利を尊重し、臨時労働者の雇用保障の欠如など搾取的な条件を撤廃することも求めた。

「日産は臨時労働者の割合が高く、これらの労働者は長年にわたって低賃金に甘んじ、給付を制限され、雇用保障はまったくない」とNUMSAスポークスパーソンのカストロ・ンゴベセは述べた。

日産には改善の余地がある!

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