グルジアのGTMグループで組合攻撃
2013-08-29
インダストリオールはグルジアのGTMグループの反組合的な姿勢に抗議している。同社は組合設立直後に数人の組合活動家を解雇した。
インダストリオール加盟組織のグルジア冶金・鉱山・化学産業労組(TUMMCIWG)は2013年7月、ゼスタフォニ近郊のGTMグループ合金鉄工場に組合支部を新設した。労働者130人のうち45人が直ちに組合に加入した。ところが、その日のうちに3人の主要活動家が解雇された。「最高責任者は、労働組合を求めておらず絶対に設立を認めないことを隠そうともしなかった」とタマズ・ドラベリーゼTUMMCIWG会長は述べた。
一両日中に工場の組合支部長も解雇された。支部長は最高責任者に口汚く罵られ、工場敷地外に連れ出された。TUMMCIWGは組織防衛のために徹底的なキャンペーンを展開した。
ユルキ・ライナ・インダストリオール書記長は8月14日、GTMグループ最高責任者とグルジア首相に抗議書簡を送った。「GTMグループの反組合的行動は、グルジアの労働組合法・労働法だけでなく、国際労働機関の第87号条約および第98号条約などの国際労働基準にも明らかに違反している」
同書記長は、工場経営陣に反組合的な慣行の撤廃を、グルジア首相に実態調査と労働者・労働組合を保護するための適切な措置の実施を要求した。