イタリアのルーベン・ダリオ・モントヤ・オバンド氏のために今すぐ行動を!
2014-03-07
ルーベン・ダリオ・モントヤ・オバンド氏は、かつての勤務先であるイタリアのテナリス・チュボス・カリベ社に抗議して2014年2月からハンストを続けている。ルーベン氏は2002年に職場で重大事故に遭ったが、同社は補償金の支払いを拒絶して年いる。
ルーベン氏は請負業者に雇われてテナリス・チュボス・カリベ工場で働いていた2002年7月、職場で事故に遭った。パイプが胸に突き刺さり、肋骨3本を失って働けなくなってしまったのである。
ルーベン氏は2002年から入退院を繰り返し、2回復職したが、結局また解雇される結果となった。保険会社は今も補償を拒否している。2013年9月、裁判所はルーベン氏の障害に適した職務への復職、事故発生日以降の給料の支払い、部分年金の支給を命じた。
だが、テナリス・チュボス・カリベ社と保険会社は、過去の賃金支払いと年金支給を命じる判決を不服として上訴している。この措置によって、解決が数カ月、ことによると何年か遅れるだろう。
行動を促すために、ルーベン氏は2月にハンストに入った。健康状態が悪化した結果、現在は入院中である。
テナリス・チュボス・カリベの労働者を組織化するインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織Sintratucarのワルベルト・マルゴ会長は、「チュボス・カリベには本格的な職場安全衛生プログラムがない。労働省はこの問題に関して厳しい措置を取っていない」と語った。
Sintratucarはインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織FETRAMICOLの傘下組合だ。
フェルナンド・ロペス・インダストリオール書記次長は、「テナリス・チュボス・カリベの行動は、安全衛生に関する同社の言葉に中身がないことを示している。Sintratucarとインダストリオール・グローバルユニオンは、早期の解決とルーベンに対する当然の補償の支払いを要求する」「イタリアのテナリス工場の労働者が支援を表明している。世界中の労働者にも同様の支援をお願いしたい」と述べた。