南アフリカNUMSAが大規模スト開始
2014-07-01
南アフリカ全国金属労組(NUMSA)の組合員22万人以上が2014年7月1日、金属・エンジニアリング部門で無期限ストに入った。
「これは簡単な決定ではなく、苦痛を伴う決定だった」と先週、NUMSA全国執行委員会は声明を発表した。「ストの要求はまったく議題に盛り込まれていなかった。このストは押しつけられたものだ。私たちの狙いは、使用者側に組織的な圧力をかける戦術の一環としてストを利用し、交渉のテーブルに戻って組合員に受け入れられる案を提示するよう要求することだ」
金属・エンジニアリング交渉協議会(MEIBC)の後援で、2カ月にわたって使用者機関と交渉したが合意に至らず、NUMSAは5月末に争議を宣言した。労働者は当初15%の賃上げを要求したが、争議が宣言されると12%に引き下げた。スト中のNUMSA組合員22万人は、関連部門の全労働者の約半数を代表している。
NUMSAは、MEIBCとの交渉協約の期間を従来の3年ではなく、1年にすることも要求している。同労組は使用者に対し、人材斡旋会社の利用を撤廃し、主要協約から操業短縮・レイオフ条項を削除するよう求めている。