ダイムラー世界従業員代表委員会が新指導部を選出
2014-07-24
ダイムラーAG世界従業員委員会(WEC)(別名「世界従業員代表委員会(WWC)」)はドイツで会合を開き、新指導部を選出した。
2014年5月末に開かれた会合には、インダストリオール・グローバルユニオンを含む公式メンバーに加えて、トルコ、アルゼンチン、インドネシア、インドの代表も出席した。
このドイツ系多国籍自動車メーカーのWECには現在、ドイツ、アメリカ、日本、ブラジル、南アフリカ、スペインの6カ国の労働者が代表として加わっており、メンバー総数は13人である。
WECはマイケル・ブレヒト・ダイムラー従業員代表委員会委員長を委員長に、ゲーリー・キャスティールUAW副会長を副委員長に選出した。
欧州従業員代表委員会(EWC)の委員長にも選出されたブレヒト委員長は、次のように述べた。「世界各国の従業員代表によるこの会合は、明白なメッセージを送っている。すなわち、国際協力を強化したいという意向だ。ダイムラー経営陣は断固としてグローバル化戦略を推進している。WECとEWCでもグローバル化を進め、労働者とその代表も全面的に関係を強化できるようにしていく」
ゲーリー・キャスティールWEC副委員長は、こう語った。「ダイムラーは傑出した共同決定構造に基づく傑出した企業であり、このWECで主導的役割を果たせて光栄だ。ダイムラーを労働者の権利の世界的承認のモデルにするために、一丸となって取り組んでいく」
WWCまたはWECは、世界中のほとんどすべての主要生産拠点から通常年1回、組合代議員や従業員代表委員会メンバーが集まる代表機関の設置に関して、会社側と合意している。
同社は、この会合の費用を支払い、雇用の動向、投資、施設の開設・閉鎖、生産の移転といった国際問題についても報告しなければならない。