広報ニュース

第26号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年7~8月)

ブラジル・バイア州の矢崎工場閉鎖で1,200人が解雇へ

2014-07-15

 日系自動車部品メーカーの矢崎は、7月末にバイア州フェイラデサンタナ工場を閉鎖する予定である。フェイラデサンタナ金属労組は、同じくインダストリオール・グローバルユニオンに加盟するCNM/CUTとともにキャンペーンを展開し、閉鎖を阻止して工場労働者1,200人の雇用を守ろうとしている。

  組合幹部は、6月26日にバイア制度関係局(SERIN)当局者と会談し、州政府による調停を求めた。マルティニアノ・コスタ人事責任者は、雇用を守る可能性を探るとともに、労使と貿易産業省(SICM)、労働雇用省(SETRE)の代表と協議を開始することに同意した。

  労使代表は、6月30日にサルバドルで労働雇用省のバイア地域監督者と会見した。

  ファビオ・ディアス組合会長によると、会社側は7月末に工場を閉鎖したがっている。同社は計画を変更するつもりはないと述べており、今週末に400人を解雇しようとしているため、組合は工場閉鎖反対キャンペーンを強化している。

  6月30日の会合には、ロリカルド・デ・オリベイラCNM/CUT組合方針担当書記も出席し、地域・国際組織に支援を求める必要があると述べた。「同社が移転を計画しているセルジペ州のCUT支部と話し合い、インダストリオール・グローバルユニオンに対し、矢崎本社に問題を持ちかけるよう求めるつもりだ。1,200世帯の運命がかかっている。これは地域経済にも大きな影響を与える可能性がある」と同書記は語った。

  パウロ・カイレスCNM/CUT会長は次のように述べた。「フェイラデサンタナの金属労働者は、この闘いでCNM/CUTの支援を頼りにすることができる。1,200人の労働者を見捨てたりすることはできない。そんなことをすれば経済と労働市場に打撃を与えることになる。私たちは矢崎の金属労働者ならびにフェイラデサンタナ労組の闘いと連帯しており、矢崎にこの状況に対する責任を取らせ、工場閉鎖を阻止するために共闘していく」

  インダストリオール・グローバルユニオンは事態の行方を見守っており、自動車産業で1,000人以上の雇用を守るために、地方組合と連帯して行動する準備を整えている。

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