インドの自動車部品メーカーで訓練工が平等な待遇を獲得
2014-08-21
インドのインダストリオール加盟組織である統一労働者連盟(SEM)傘下のプラスチック・オムニウム・バロック労組による取り組みのおかげで、この自動車部品メーカーに訓練工として雇用される労働者に、常勤契約の同僚と同じ権利・給付が与えられる。
2014年7月、フランス系多国籍自動車関連サプライヤーのプラスチック・オムニウムのインド事業であるプラスチック・オムニウム・オート・エクステリアズ・インディア社と、プラスチック・オムニウム・バロック労組によって代表される労働者は、同社の訓練工に関して和解に達した。争点となったのは、訓練工は同じ仕事をしていながら、常用雇用の同僚より賃金が少ないことである。この状況を改善して労働者の公正を獲得するために、組合は2014年6月、同社に雇用される訓練工48人を代表して要求憲章を提出した。
組合代表と会社との間で一連の会合、議論、対話が行われた結果、和解に達した。訓練工全員を常用雇用し、常用労働者の条件を適用することについて、両当事者が合意している。
常用労働者に関する現行協約は1年間有効で、すべての労働者に適用される次の協約は2015年7月1日から実施される。
この1年間に、常用雇用された訓練工の賃金が毎月4,000ルピー(50ユーロ)引き上げられ、賃金総額が月1万2,000ルピー(150ユーロ)、すべての給付を含めた税込給与額が月1万5,000ルピー(185ユーロ)になる。この和解は、うまくいけば地域の他社にとって基準になるだろう。