マルチ・スズキ労働者81人が保釈
2015-02-19
マルチ・スズキ・マネサール事件に進展があり、ハリヤナの地方裁判所が労働者81人の保釈を許可した。労働者たちは、会社の管理者に対する暴行・殺害の容疑で2012年7月から収監されていた。
2012年にインドのマルチ・スズキ工場で暴力事件が発生し、管理者1人が死亡したあと、約2,800人の労働者が解雇され、147人が投獄された。労働者たちは殺人、殺人未遂および犯罪的陰謀で告発された。
今年2月に2人が保釈され、3月17日にさらに79人が保釈された。64人がまだ保釈を待っている。
保釈手続きが長引いており、経営側は労働者に不利な実質的証拠を提示していない。
最高裁上級弁護士のブリンダ・グローバーは保釈手続きの遅れについて次のように述べた。
「国家は企業を喜ばせ、労働組合をつぶし、労働者を弾圧するために、犯罪捜査や告発、投獄を利用している」
スドハシャン・ラオ・インダストリオール地域事務所所長は、労働者の基本的権利を保護する判決を歓迎し、連帯を表明した。
「政府が三者構成原則の精神に従っていれば、労働者の試練はもっと短くてすんだだろう。今度は、今なお獄中にある労働者が速やかに保釈されることを願う」