スリランカの組合、大幅賃上げを求めて結集
2015-05-07
スリランカのインダストリオール加盟組織は、集団行動によって民間部門労働者の賃上げ15~35%を達成し、この部門の全国最低賃金を約74米ドルに引き上げた。
スリランカの新政権は、民間部門労働者の賃金を約18米ドル(15~35%)引き上げることに同意した。これにより、民間部門労働者の最低賃金は月74米ドルになる。
一方、国有部門従業員は賃金が74米ドル増えた結果、手当・給付込みの最低賃金が約223米ドルになった。
インダストリオール・スリランカ協議会と加盟組織は、数年前から民間部門の最低賃金増額を求めて闘っており、この最新の成功で大きな役割を果たした。
スリランカ最大の労働組合SLNSSの会長を務めるインダストリオール・スリランカ協議会のレスリー・デベンドラは、この賃上げについて次のように述べている。
「この増額は非常に大きな官民賃金格差を縮小するうえで歓迎すべき一歩だが、まだやるべき仕事がある」