ハンガリーのタービン機械工、公正な報酬を求めてストの準備
2015-06-10
VDSZ組合員は、グラナイト経営陣が約束を破ってハンガリーの労働者の待遇を他の国々の同僚よりも低く抑え続けていることを批判し、このゼネラル・エレクトリック子会社でストを準備している。
ハンガリー化学労連(VDSZ)は、グラナイト・ハンガリーの組合員との国際連帯を呼びかけている。グラナイトは100カ国で事業を展開し、2,500カ所の職場で6,000人を雇用しているが、ハンガリーの雇用条件は他の国々よりはるかに低い。
グラナイトの労働者は、発電用のタービンやコンプレッサーのメンテナンスを担当している。同社は米国フロリダ州を拠点とし、ゼネラル・エレクトリック(GE)の全額出資子会社である。
専門技術者は多くの場合、修理が必要になったら直ちに対応できるよう待機しており、世界各地の現場に赴かなければならない。待機中の時給は3ユーロと安い。配置中の雇用条件は不十分で、ハンガリーの労働者は差別されていると感じている。
2014年に地方労働組合を設立してVDSZに加盟したあと、2015年4月に新しい地方組合とグラナイト地域経営陣との交渉が行われた。労働者の要求は今なお無視されており、使用者はその協約に従って行動していないため、VDSZは他国のグラナイト従業員と平等な待遇と適正な能力給を要求するために、ストの準備をしている。
組合員3万人を擁するVDSZの会長で、インダストリオール・グローバルユニオン執行委員会の代理委員を務めるタマス・スゼケリが、グラナイト経営陣と対話している。グラナイト労働者への連帯メッセージはmail@vdsz.huまで。
インダストリオール・グローバルユニオンのケマル・ウズカン書記次長は国際支援を約束した。
「ハンガリーのグラナイト従業員の待遇を、他国で働く同社のタービン機械労働者より低くすることを正当化する理由はない。平等な待遇と適正賃金を求める彼らの要求は正当なものだ。私たちはこの闘いを見守っており、彼らにふさわしい賃上げが達成されたら祝福する」