各種集会
2009年闘争シンポジウム開く
取り巻く情勢と課題について学ぶ
参加者


中村副議長
挨拶する中村副議長(労働政策委員長)
金属労協は、2008年11月13日(木)午後1時半から5時15分まで、神奈川県の新横浜国際ホテルで、2009年闘争シンポジウムを開催した。同シンポジウムには、加盟産別・単組から130名余が参加、2009年闘争の推進に向けての課題について講演・報告を通して、問題意識を高めた。
冒頭、司会の米内事務局次長の開会の辞の後、金属労協労働政策委員長である中村副議長(電機連合中央執行委員長)が挨拶に立ち、「2009年闘争の推進」に向けて、闘争を取り巻く環境、連合と金属労協の闘争方針の考え方、具体的な取り組み内容などについて、述べた。


次に、講演1として、(株)ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎主任研究員から「2009年闘争を取り巻く情勢」と題して講演を受けた。
斎藤研究員 石水調査官 荒川委員長
講演する斎藤ニッセイ基礎研究所主任研究員 講演する石水厚労省労働経済調査官 事例報告する荒川本田技研労組副委員長

続いて、講演2として「雇用管理の動向と課題」と題して厚生労働省の石水喜夫労働経済調査官から講演を受けた。同氏は、「働く人の意識と雇用管理の動向」という分析テーマを掲げた平成20年版労働白書「労働経済の分析」のポイントについて述べた。
 続いて、事例報告として「総実労働時間短縮と労働時間管理の取り組み」について本田技研労働組合の荒川透副中央執行委員長が、本田技研労組の時短への取り組み事例を報告した。


若松事務局長
シンポジウムまとめを行う若松事務局長
 最後に、若松事務局長代行がシンポジウムのまとめを行い、金融危機、円高など輸出産業である金属ものづくり産業を取り巻く環境は厳しいものがある。現在、取り巻く環境の分析に加え、様々な切り口から「物価上昇見合い」についての論議を進めているが、実質生活の維持に向けて、金属労協共闘の結集を行い、春季生活闘争の推進力としての役割を果たしていきたいと述べた。